現実とは、何によって創られているのでしょうか。
もちろん、行動や努力、環境、タイミングなど、
さまざまな要素があると思います。
ただ、透視リーディングをしていると、
ときどき不思議なものが視えることがあります。
それは、誰かの思考や認識が、その人のまわりに、
ある種の「壁」のようにつくられているように見えることです。
たとえば、
「あの人は何をやってもダメ」
「お金遣いが荒い人」
「いつもネガティブなことを言っている人」
「どうせ続かない人」
そんなふうに周りから見られていると、
本人が頑張って変わろうとしても、
その認識が見えない壁のようになって、
前に進みにくくなることがあります。
もちろん、すべてが人のせいという意味ではありません。
でも私たちは、自分が自分をどう見ているかだけでなく、
周りからどう見られているかにも、
少なからず影響を受けています。
そう考えると、現実というのは、自分の認識と、
周りの認識の「あいだ」に生まれているのかもしれません。
見えない壁は、認識から生まれる
誰かに何かを始めようと話したとき、
「あなたには無理じゃない?」
「前も続かなかったよね」
「それで本当にうまくいくの?」
と言われたことはないでしょうか。
あるいは、実際に言われていなくても、
そんなふうに見られている気がして、
前に進みにくくなったことがあるかもしれません。
人の思考や認識は、目には見えません。
けれど、ときにそれは、
その人の可能性を制限するようなエネルギーになることがあります。
「あの人はこういう人」
「きっと今回もこうなる」
「どうせ変わらない」
そんな認識が重なっていくと、
本人のまわりに見えない枠ができてしまうことがあります。
もちろん、その枠を超えていく力は自分の中にあります。
けれど、私たちは完全にひとりで生きているわけではありません。
自分の意識と、周りの意識。
その両方の中で、少しずつ現実を創っているのだと思います。
新しい現実には、新しい認識が必要
もし、周りの認識が見えない壁になることがあるのなら、
その逆もあります。
新しい現実を創るためには、
新しい認識をつくっていくことが大切です。
たとえば、誰かひとりでも、
「この人は、こういうことをやっていく人なんだ」
「この人は、今こういう方向に進もうとしているんだ」
「この人は、このテーマに本気で取り組んでいるんだ」
と認識してくれると、
その認識が少しずつ現実の土台になっていきます。
エネルギーのレベルで言えば、
それはその人のまわりに、
新しい可能性のスペースをつくるようなものです。
もっと現実的な言い方をすれば、何かの話が出たときに、
「あ、それなら○○さんがやりたいって言っていたよ」
「あの人、今それに向けて動いているみたいだよ」
「そういうことなら、あの人に声をかけてみたら?」
と、誰かが思い出してくれることもあります。
それはとても小さなことのようでいて、
現実を動かすきっかけになることがあります。
宣言することは、内側の可能性を外に置くこと
だからこそ、宣言することは大切です。
宣言するというのは、自分の内側にあるものを、
外の世界に少しだけ置いてみることです。
まだ完全に形になっていなくても、
「私はこうしたい」
「私はこの方向に進みたい」
「私はこれを始めたい」
と外に出してみる。
すると、それを聞いた誰かの中にも、
あなたの新しいイメージが生まれます。
そのイメージが、少しずつ現実を動かしていくことがあります。
宣言は、必ずしも大きなものでなくて構いません。
「今年は、自分の発信を少しずつ始めます」
「ずっと後回しにしていた学びを再開します」
「自分の仕事の方向性を見直していきます」
「もっと自分の本質に沿った働き方を探していきます」
「まだ迷っているけれど、この方向に進んでみたいです」
そんな小さな言葉でも十分です。
大切なのは、自分の中だけにあった可能性を、
外の世界に少しだけ出してみることです。
宣言は、自分自身への合図にもなる
宣言は、誰かに知ってもらうためだけのものではありません。
自分自身に向けた合図でもあります。
心の中でなんとなく思っていることと、
言葉にして外に出したことでは、エネルギーの強さが変わります。
言葉にした瞬間に、
「私は本当は、これを大切にしたいんだ」
「私はこの方向に進みたいんだ」
「私はこれを現実にしていきたいんだ」
と、自分自身が気づくことがあります。
宣言することで、自分の意識が整理されます。
何を望んでいるのか。
何を始めたいのか。
何を変えていきたいのか。
それが、少しずつ明確になります。
そして、明確になったものには、行動が生まれやすくなります。
すべてを決めきらなくてもいい
宣言というと、完璧に決めてからでないといけないように
感じる方もいるかもしれません。
でも、そんなことはありません。
むしろ、完全に形になっていないものこそ、
まず小さく言葉にしてみることが大切です。
「まだ迷っているけれど、こういう方向に進みたい」
「はっきりとは決まっていないけれど、これが気になっている」
「自信はないけれど、やってみたい気持ちがある」
そんな状態でも大丈夫です。
宣言は、確定した未来を発表するものではありません。
未来の可能性に、最初の輪郭を与えるものです。
言葉にすることで、その可能性が少しだけ現実の側に近づいてきます。
宣言のあとに、小さな行動を置く
ただし、宣言しただけで、すべてが叶うわけではありません。
宣言は、現実を動かすための始まりです。
そこに、小さな行動を重ねていくことが大切です。
たとえば、
発信を始めたいなら、アカウント名を決める。
学びを再開したいなら、講座や本をひとつ調べてみる。
仕事の方向性を変えたいなら、今の違和感をノートに書き出す。
新しいサービスをつくりたいなら、仮のタイトルをつけてみる。
人に伝えたいことがあるなら、まず一通メッセージを書いてみる。
大きなことをしなくても大丈夫です。
宣言のあとに、小さな行動をひとつ置く。
それだけで、内側にあった可能性が、少しずつ現実の中に降りてきます。
現実は、認識と行動のあいだで育っていく
現実は、ただ外側で起きているものではありません。
自分が自分をどう見ているか。
周りが自分をどう認識しているか。
そして、その中で自分がどんな行動を選ぶか。
そのあいだで、少しずつ育っていくものなのだと思います。
だからこそ、
新しい現実を創りたいときは、
まず新しい認識をつくってみること。
「私はこういう人として進んでいく」
「私はこの方向に向かっている」
「私はこの可能性を現実にしていく」
そう言葉にしてみること。
そして、その言葉に合う小さな行動を、ひとつ置いてみること。
それだけで、現実の見え方が少し変わり始めるかもしれません。
あなたは、どんな現実を創り出したいですか?
あなたは、これからどんな現実を創り出したいでしょうか?
どんな方向に進みたいでしょうか?
まだ誰にも話していないけれど、本当は始めてみたいことはあるでしょうか?
もしあるなら、まずは小さく言葉にしてみてください。
ノートに書く。
信頼できる人に話す。
自分自身に向けて宣言する。
小さな行動をひとつ起こす。
あなたの中だけにあった可能性を、外の世界に少しだけ置いてみる。
それが、新しい現実を創り出す最初の一歩になるかもしれません。